車検費用は大きく分けて2種類！費用の相場についても解説

愛車の車検時期が近づいてくると、やはり気になるのはお金ではありませんか？車検を通すためには、それなりの費用を捻出する必要があります。車検費用は主に2つの費用によって構成されています。また車検を受けられるお店はいろいろとありますが、どこで受けるかで費用も変わってきますのでここで解説します。

車検費用は法定費用と検査・整備費用に分けられる

車検費用は主に法定費用と検査・整備費用の2種類に分類できます。それぞれどのような性格の費用化について、以下で紹介します。

法定費用

法定費用とは法律によって決められている費用のことです。排気量や規格でいくらか決められているので、法定費用はどこで車検を受けたとしても一緒です。法定費用としてまず税金が挙げられます。まず自動車重量税といって、次の車検までの2年分をまとめて納税する形です。文字通り、車両の重量によって税額が決められます。また印紙税も含まれます。検査費用や車検証の発行手数料を支払う際に納めます。必要な額分の収入印紙を購入することで納税します。

法定費用にはもう一つ、自賠責保険料も含まれます。公道で運転するためには加入が義務付けられていて、次の車検時期までの保険料を先払いする形になります。

検査・整備費用

検査や整備のための費用も車検費用に含まれます。こちらはどこで検査を受けるかによって費用が変わってきます。まずは車検基本料です。定期点検料や測定検査料、車検代行手数料、書類作成代行費用、引き取り・納車手数料などが含まれます。車検の見積もりをお願いした場合、ここまで細かく内訳を示されないかもしれません。

車検を受ける場所によってはもし基準を満たしていなかった場合、整備して基準を満たすようにしてくれるところもあります。このようなお店で車検をお願いした場合、必要によっては整備費用が掛かるかもしれません。こまめにメンテナンスをしているとあまり整備をする必要がなくなるので、この部分の費用を安く抑えることも可能です。

業者別・車検費用の相場について解説

車検費用は、どこで検査を受けるかによって金額は結構変わってきます。どこで検査を受けると高くなるのか、安く費用を抑えるにはどうすればいいかについて、詳しく解説していきましょう。

法定費用はどこでもいっしょ

法定費用は排気量や規格で決められるので、どこで車検を受けても費用は一緒です。一般的に軽自動車の場合、3万円が相場です。普通自動車の場合、4～7万円程度になると考えておきましょう。普通車は車両重量が重たくなると費用も掛かります。

車検基本料は業者によって異なる

費用が変わってくるのは、車検基本料の違いです。どこで検査を受けるかで車検基本料は結構違ってきます。もっともお金がかかるのは、ディーラーです。3万5,000～10万円程度かかると思ってください。ディーラーの場合、ていねいな点検整備にこだわっているので、どうしてもお金がかかります。しかし点検整備項目数は国の基準よりも多くなっていますし、純正部品で交換しています。ですから当面安心して運転できるメリットもあります。

次に高いのは民間の整備工場でしょう。だいたい4～10万円といったところが相場です。整備工場には経験豊かな整備士のいるところも少なくありません。ですから高い品質で満足できる車検を受けられる可能性が高いのです。またディーラーのように自分のところのメーカーでないと検査が受けられないといったことはありません。いろいろなメーカー、さらに輸入車でも検査対応できる工場もあります。

できるだけ費用を安く抑えたいと思っているのであれば、ユーザー車検がおすすめです。ユーザー車検は自分で車検場に持ち込んで、自身で検査する方式です。業者に任せないので、車検基本料は原則無料、法定費用だけで通せます。ユーザー車検は自分で検査しなければなりませんが、車検場にいるスタッフに尋ねればやり方を教えてくれます。ただし整備はやってくれないので、常日頃からメンテナンスをする必要があります。

まとめ