中古車販売の仕事とは？中古車販売店のメリット・デメリットを解説！

中古車は新車よりも安く買えるため人気ですが、中古車を購入するには中古車販売店を利用するという方が多いのではないでしょうか。

購入したことはあっても中古車販売や中古車について詳しくはないという方のために、この記事では中古車販売について、中古車販売とはどのような業務なのか、中古車販売店のメリットやデメリットとはどんなことがあるのかなどについて解説します。

中古車販売とは

中古車販売は、中古の自動車を売買することで利益を得る仕事です。中古車販売の仕事には、中古車の仕入れや買取、査定、販売などの業務が含まれます。

中古車販売業に必要な資格

中古車販売業を開業するためには「古物商許可証」を取得しなければなりません。また、中古車の売買だけでなく廃車の取り扱いもする場合「自動車リサイクル法引取業登録」も必要です。また中古車の仕入れにはオートオークションを使うためその入会手続きや、自賠責保険の手続きの代行もするため保険代理店登録も必要です。

中古車販売の業務内容

中古車販売店の中心業務は中古車を仕入れて売ることです。仕入れの方法には中古車専門のオークション、ヤフオク、下取りや買取などがあり、もっとも多いのが中古車専門のオークションでの仕入れです。仕入れた中古車は販売しますが、相手は営業車を一定台数必要としているような法人や個人のお客様です。その他オークション代行（オークションに参加できないお客様の代わりに中古車を落札する）や中古車の廃車手続きや保険の代理業務をする業者もあります。

中古車販売店以外の購入先

中古車の購入先として候補になるのは中古車販売店のほかにもディーラーや中古車検索サイト、オークション代行、個人間の売買などがあります。

ディーラー

ディーラーは自動車メーカーと特約店契約を交わし、正規販売店として車を直接仕入れ販売する店です。ディーラーの扱う中古車は品質がよく、整備もしっかりしてありサポート面でも安心ですが中古車販売店と比較し価格が高くなることが多く、取り扱う車の数も少なくなります。

中古車検索サイト

中古車検索サイトは、日本全国の中古車情報を地域や車種、価格など条件を選択して絞り込むことが簡単にでき、自分に必要な情報が集められ便利です。デメリットは実物を確認できないこと、陸送する費用がかさむことがある点です。

オークション代行

前述したように、オークション代行をしている業者に依頼し一般人が参加できない中古車オークションで車を購入する方法です。費用を安くできますが専門的な知識が必要になります。

個人間の売買

インターネットの掲示板などを利用し、個人同士で売買すれば業者を通さない分手数料が不要となるため安く購入できるでしょう。しかし、売買にかかわるさまざまな手続きを自分でやらなくてはならなかったり、購入した車が事故車だったり故障していたりなどといったトラブルが起こる可能性もあります。

中古車販売店のメリット・デメリット

ここでは、中古車販売店で中古車を購入するメリットおよびデメリットを解説します。中立的な目線でのアドバイスが欲しい、費用を抑えたい場合は販売店での購入を考えましょう。

中古車販売店のメリット

中古車販売店で購入すれば、ディーラーに比べ金額を安くできます。中古車販売店にはディーラーのような制限がなく、価格は各販売店が自由に決められるからです。また中古車販売店はディーラーよりも小規模であることがほとんどで、少しでも安い価格にする必要があることも関係しています。

そのほか中古車販売店ではディーラーのように1社だけでなく各自動車メーカーの車を取り扱っています。違うメーカーの、タイプや価格帯が近い車が集められている店もあり、複数の候補の中から検討できるため自分が欲しいと思える車に出会える確率が高くなるでしょう。特定のメーカーに偏らず第三者目線のアドバイスがもらえることも中古車販売店のメリットといえます。

中古車販売店のデメリット

中古車販売店では、車の状態について購入前に自分で確認する必要があります。ディーラーでは扱う中古車について一定の基準がありますが、中古車販売店で売られる車はすべて整備が行き届いているというものではありません。

また価格の設定についても中古車販売店が自由に決められることから、付けられている価格が適切かどうかを判断する必要があります。中古車サイトなどを使って車種や年式、タイプが近いものの情報を集めて比較してみましょう。そして中古車である以上、故障しやすい車や整備不足の車が混ざっている可能性があります。販売店や車の選び方によってはすぐに故障して修理に出すことになる場合もあることを理解しておきましょう。

まとめ