1日自動車保険とは？対象となる車や詳細を解説！

友人に借りた車でドライブに出かけたり、実家の車を借りて出かけたりするときに気になるのが万が一の事故に遭った時の補償です。「安全運転をするから大丈夫」と思うかもしれませんが、自動車の運転は何があるかわかりません。また、せっかくのドライブなら事故の補償の問題など気にせず、安心して運転したいものです。そんな時、検討していただきたいのが1日自動車保険への加入です。

今回は1日自動車保険について詳しく解説します。

1日自動車保険とは？

自動車に乗る必要があるときにだけ加入できる自動車保険で、1日からでも契約することができます。申し込みも非常に簡単で、スマホやパソコンでネット申し込みも可能ですし、コンビニでも手続きできます。

ただ、1日自動車保険は一般的な自動車保険とは加入条件や補償対象などが異なるので、事前に確認が必要です。

1日自動車保険の対象となる自動車

1日自動車保険の対象となる自動車は自分、もしくは配偶者所有ではない、普通自動車、小型自動車、軽四輪自動車の自家用自動車が対象になります。対象となるのは3xx、5xx、7xxのナンバープレートの自動車です。

1日自動車保険の対象外の自動車

1日自動車保険の対象外となるのは以下の自動車です。

• 自分が所有する自動車
• 配偶者が所有する自動車
• 家族の自動車で運転条件に運転手が含まれている自動車
• レンタカー
• 社用車

また、他にも一部の外車やスポーツタイプの自動車も対象外になることがあります。また、保険会社によっては社用車を1日自動車保険の対象にしている場合もあります。

実家の車を借りる時は保険の内容を確認！

休暇などで帰省した際、実家の車を借りて運転する、という経験をする方は非常に多いでしょう。その場合はまず、実家の車が加入している保険の内容を確認してください。確認するのは運転者の限定範囲です。運転者の限定範囲が制限されていなかった場合と「家族限定」だった場合はもし自分が未婚であればその車の保険の補償対象になります。しかし、「本人限定」もしくは「本人・配偶者限定」だった場合と、既婚で「家族限定」だった場合は補償の対象外です。

1日自動車保険はこんなときに便利

1日自動車保険は、具体的にこんなときに便利です。

運転者限定や年齢の条件に外れた友人や知人の車を運転するとき

運転者限定や年齢の条件に外れた友人や知人の車を借りて運転したり、友人の車に同乗して長距離のドライブを交代で運転したりするときは1日自動車保険なら万が一の時も補償があるので安心です。

運転者限定や年齢の条件に外れた家族の自動車を運転するとき

家族の自動車の保険が運転者限定や年齢の条件に外れているようなとき、借りて運転したり交代で運転したりする場合に1日自動車保険に加入しておくと、万が一の事故の補償があるので安心です。

1日自動車保険のメリット

1日自動車保険のメリットを挙げてみます。

保険料が安い

1日自動車保険は1日あたり800円程度の保険料で対物賠償、対人賠償保険というような基本的な内容をカバーできます。800円程度の保険料であれば月に数回程度の運転のみであれば大変お得な費用で自動車保険を利用することができるのです。

運転する当日に加入手続きができる

「今日は人に借りた車で出かけなければ！」というようなことが突然起きても、1日自動車保険であればスマホやパソコンからネットで簡単に加入できます。また、コンビニの端末からも加入できるため、非常に手軽に手続きができるのも魅力です。

任意で車両保険がつけられる

1日自動車保険には車両保険が付くプランもあります。ただし、軽微な傷などの車両復旧であれば免責の方が高くつく場合もあるのでその点には注意しましょう。

2回目以降は割引になることもある

1日自動車保険の種類によっては2回目からの利用だと保険料の割引特典が利用できる場合があります。割引の金額は数十円単位ですが繰り返し利用する方にとっては非常にお得です。また、加入プランが変わっても割引が使えるのもありがたい特徴です。

等級制度がない

一般的な自動車保険にはノンフリート（所有する自動車の台数が9台までに適応される割増・割引率）の等級制度があります。いっぽう1日自動車保険にはノンフリート等級はないため、どなたが運転しても保険料は変わりません。そのため、ペーパードライバーの方や事故経験のある方でもお得な価格で加入できます。

1日自動車保険のデメリット

最後に、1日自動車保険のデメリットを挙げてみます。

運転する日の度に手続きが必要

1日自動車保険は一週間程度の利用であれば手続きは1回でいいのですが、その期間を過ぎるとまた運転する度に最初から手続きが必要です。

人身傷害保険のバリエーションが少ない

1日自動車保険は簡易的なので人身傷害保険のバリエーションが少ないというデメリットがあります。人身傷害保険とは自分の運転する車両だけでなく公共交通機関の事故も補償する制度です。

まとめ